• 現在の仕事先で、労災が発生しました。鉄の塊を延ばすためのロールに腕を巻き込まれたとの生臭い話です。
  • 10何年間も無事故だったラインであり、またシステムというラインと無関係の場所とはいえ、私の担当していた業務で災害が発生したというのは、心穏やかなものではありません。
  • しかし、ラインに事故は付物ということもあり*1、システムとは何の因果のない話でもあり、何ら負い目を感じることもないことでもあります。再発防止に努めていただくようお願いするしかありません。
  • さて、今回現場に近い場所でシステムの一端に携わることが出来たことは自分の中では、いい経験になりました。やはり客が見えると見えないとでは全然違います。モチベーションはあがりますね。反応も早いし、その分対応も早くできるといったところで。
  • 私はシステムを使うために必要なアプリケーション、具体的には画面やらリストなどをせこせこと作ったわけです。当然のことながら、アプリケーションにとって最低超えなければならないハードルとして「エラー無く動く」「仕様通りないし想定していた計算結果を出力する」「入力作業があった場合は、データベースに対し、正しくデータを更新する」こと要求されます。
  • これらの要求にこたえられない時点で、そのアプリケーションは使い物になりません。使いものにならないだけならいいですが、場合によってはシステムが成り立たなくなるようなデータを作り出す、といった致命的なバグを抱えることもあります。
  • システムをちゃんと設計しないと、システムはちゃんと動きません。さらに、アプリケーションもしっかりと設計しないと、アプリケーションもちゃんと動きません。結果的にシステムにバグがあった時は、ほぼ間違いなく設計ミスによるものだと、どこかで言ったような気がしますが、今回使ったACCESSなどは設計やプログラミングなどしなくとも気軽にアプリケーションが作れたりするので面白いソフトウェアだと思いますが、大規模なシステムに使う場合には、設計のフェーズがおろそかにされる危険もあり、注意する必要があります。
  • また、アプリケーションはシステムがあって始めて意味を為すものなので、システムの設計がミスってたらアプリケーションもその影響を受けます。

*1:それを置いても、いまの現場は小さな事故が多いように思う