• うたうこと、うたを聞くことを楽しむことは本当に尽きない。その手段としてギターがあり、声があるのが私の現在。
  • うたうことの原体験として、自分的には何回かネタにしてるのだが、小学校の5年に脱サラ(?)して教師として新任になった先生の話がある。テニスでインハイやら国体に出場したとかで、ルックスがよく女の子には人気は高かったのはともかく、この先生のウリが以外にも「フォークソング」だった。
  • 毎日、放課後になると、先生がケースからギターを引っ張り出してみんなで歌うのが日課という、型破りな「終わりの会」だった。先生はイルカの大ファンで「まあるいいのち」や「なごり雪」、さらにチューリップや森山良子といったフォークどころをスタンダードで歌って、たまにリクエストがあれば、そのたびに歌詞を配るようなことをしていたと思う。
  • 歌うことが楽しいと思ったのはこのときに間違いなく、またギターを弾く指使いがまるで魔法のように思えたのもこの時だった。
  • 実際に自分でギターを弾きはじめたのは、その後中学3年になってからだが、これは嘉門達夫谷村新司の影響が大きい。面白いけど歌が上手い人は、素直にあこがれた時期があった。
  • いまでも、ピアノを弾くよりギターを持つアーティストのほうが大好き。例外は矢野顕子で、まるでギターでも弾いてるかのような音色でピアノを演奏できる稀有な存在だと思う。