• きつねとたぬきは、関西と関東ではぜんぜん意味が違う。ということは知っていたが、実際関東で生活していたわけでもないので、その違いをすぐ言えるわけでもない。
  • というわけで教えてGOOなどで調べた結果を↓の一覧としてみますた。間違ってたらスマソ。
                                                                                                          • +
種別 トッピング 関西 関東
                                                                                                          • +
うどん 油揚げ きつねうどん きつねうどん
そば 油揚げ たぬき きつねそば
                                                                                                          • +
うどん 天カス イカラうどん たぬきうどん
そば 天カス イカラそば たぬきそば
                                                                                                          • +
  • 私の推測では、関西はうどん中心。それも甘辛く炊いた「あげさん」をトッピングした「けつねうどん」は、うどんを味わう上での基本にして王道。
  • 関西の蕎麦は産地から離れている(と思う)ので、それほど旨くはない*1。やはり蕎麦は関東の食べ物という意識がある。
  • そこに関西人特有の「東京への反骨心」も手伝って、うどんが蕎麦に「化けている」という感覚で「たぬき」を命名したのだろう(ほとんど嘘ですが何か?)。とにかく「けつね」は、うどんで頂かなあきまへん。
  • 私は関東人じゃないので何とも言えないが、やはり蕎麦といえば海老天の載ったざるそばが一番贅沢でしょうな。
  • でも、江戸時代のお役所である幕府は、つねに質素倹約を民衆に押し付ける。贅沢は敵なわけで、そうそう海老天の蕎麦ばかりを食べるわけにもいかず。
  • せめての気分でも味わうべく、海老を抜いた天麩羅をトッピングすることで、似ても似つかぬという表現を「たぬき」という単語に乗せたのではとこじつけてみる。
  • 「チクショー、俺たちがこんな質素な生活してるってのに、越後屋と代官のタヌキ連中は今頃、ずっしり重い最中の箱を囲んで、贅沢三昧してるんだろーよ。」とお上への不満を募らせながら、江戸時代の人たちはたぬき蕎麦を食べてたに違いないと妄想。

*1:蕎麦に、うどんつゆをかける料理法にも問題はあるかもしれないが