• いろいろ考えるところがあったので、久々にトラバなぞしてみる。
  • セレッソでも、練習後にサインの時間が設けられて、選手もせわしなくペンを走らせる光景が普通に見られるようになったが、昔は応じないで立ち去る選手がなんとなく気になったのを覚えている。私見まじりを恐れず言えば、ユース上がりの若手に多かった印象があることを言っておく。西沢も欧州に行くまではそのクチで、気分次第でさっさと帰ることもあった。欧州から帰ってきてからは常にサインに応じるようになったと思う。(すべて印象で申し訳ないので誤りがあればご指摘お願いします)
  • まだ、サインを受けるほどの活躍をしていないからなのか、いち早くプレーで認められるようにならなければと思っているのか、サッカー選手はサッカーだけしていればいいと思っているのか動機はわからない。が、スポーツ選手は夢を与えると同時にファンの応援から力をもらうことができる存在なのだと思うと、そそくさと帰る選手を見ると、ファンに対する以上に、選手本人にとって勿体無いと感じるのは私だけだろうか。
  • 以前、NHKで赤井英和が卒業した小学校に戻って授業をする番組があって、ひたすらヒンズースクワット対決をするという内容だった。最初は馬鹿馬鹿しいと児童たちも思っていたが、赤井はここでみんなで「弱いほうを応援させる」ように持って行った。すると驚いたことに初日は30回と続かなかった一番脚力の弱い女の子が、最後にはクラスで一番脚の強い大将に後一歩のところまで迫るようになったのだ。選手というのは応援されることで普段出ない力が出るようになる、だから応援の力を忘れたらあかん。というテーマで授業を組み立てていた赤井も自分に言い聞かせるように授業をしていたのかも知れない。
  • 今でこそ、若手でもファンサービスの意識の高い選手が多くなった。さらに驚いたことは、ユースの大会を観に行ったときのこと、レプリカやマフラーをつけているとセレッソのたまご選手たちがすれ違う際に「がんばります」と一礼するのである。実はこの風通しのよさは、セレッソのサポーターの中にユースの大会があるたびトップリーグの試合もなげうって、全国津々浦々、このユース選手たち追っかけてる御仁の存在が大きいのだが、応援する側される側も「ガンバロウ」とストレートに感じられたことは素直に嬉しかったし、彼らがプロになれるかどうかはともかく、いずれ自分たちのためになる。
  • こういうことを積み重ねることによって、ささやかではあるがチームの力になるのだと思う。